針山地獄からこんにちは

着物縫ってます。宇宙行って無重力ファッションショーしたいです。

着物好きの猫好き率は異常

 iPhoneが重くなってきたので、データを少し整理しようと思い、バックアップをとりつつ昔の写真などを見ていると、こんな写真を見つけました。

 

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 2015年の着物サローネで撮った写真です。猫の絵と猫耳ふうの結び方がかわいい!と思い撮影したものです。自分でもこの猫耳結びをやってみようと思いつつ、忘れていました。この写真を見つけて思い出せてよかったのです。

 なんとなく思うのですが、着物好きの方って猫が好きな方が多いように思います。私の周りの着物好きの方にも、猫を飼ってる、昔飼ってた、飼ってないけど好きという方が妙に多いです。犬派か猫派で言ったら猫派が圧倒的多数です。かくいう私も猫派です。私は母親が動物がダメな人なのでペットは飼えませんでしたが、飼えるものなら猫を飼いたかったです。大人になったら飼おうと思っていましたが、今はもう自分の生活スタイルが出来てしまっていますし、今更そこに猫の世話を組み込むのも面倒で飼うには至っていません。こうして子供の頃の夢を人はだんだん諦めていくのですね。ですが猫を飼っている方のお宅にお邪魔する機会があれば、猫様の差支えない範囲で存分に撫でさせて頂いております。やっぱり猫っていいですよね。

 サローネもそうですが、着物関連のイベントって、必ずと言っていいほど猫モチーフのものがありますよね。猫好きに全力で媚びる勢いです。なんなんでしょうね、この着物好きと猫好きの親和性の高さ。なぜそうなるのか、ちょっと考えてみました。

 こちらは、猫飼いの方の間では有名な言葉だそうですね。

 

子供が生まれなければ ねこ を飼いなさい。

ねこ が赤ん坊の時、あなたは ねこ の良き しもべ となるでしょう。

ねこ が幼年期の時、あなたは ねこ の良き しもべ であるでしょう。

ねこ が少年期の時、あなたは ねこ の良き しもべ でいるでしょう。

ねこ がおとなになった時、あなたはやはり ねこ の良き しもべ のままでしょう。

そして、いつかそのとき、ねこ は自らの死をもって あなたのこころに ねこ 型の穴を開けるでしょう。

その穴を埋めるには、また ねこ を飼うしかありません。

 

 思うに、着物とは猫のようなものなのです。着物を着るとは着物のしもべになるようなものです。洋服は布を型紙を使って裁断し、体に合わせるように仕立ててくれるものなので、布を人間に合わせるというのが基本的なスタンスです。ですが着物は布を四角く裁断しますので、その結果人間の方が着付けという技法を駆使して、補整などを行い、布に対して自分の体を合わせなければなりません。昔子どものころ着付けをしてもらった時に、子どもらしく動き回ろうとする私に向かって、着物を着た時は自分を捨てなければならない、着物のためにじっとしていなさい、着崩れてみっともなくなるからと言った人がありました。もし子どもが盛装していたとしても、ドレスなどを着ていれば汚しちゃいけないからばたばたしないの、くらいの注意で済んだでしょう。ですが自分を捨てなさいとまで言われました。それくらい着物を着るということは、着物に対して自分の方を合わせていかなければならないということなのです。

 犬はしつければ何とかなる部分もありますが、猫は気まぐれなのでしつけてどうにかなるものではないということはよく言われますね。人間の方がしもべになり、猫に合わせるしかないのです。仕事中にパソコンのキーボードの上に乗ってこようが、寝ているときに踏んづけられようが、そういうものだと受け入れるほかありません。

 着物好きと猫好きというのはしもべになりたがりな部分で共通点があるのでしょうかね。なんだかドMみたいです。まあ、洋服が主流のこのご時世、わざわざ面倒で洋服に比べればお世辞にも快適とは言えない着物にはまるなんて、ドMでもなければやっていられないのかもしれません。

 

糸之舞(しのぶ)

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