針山地獄からこんにちは

着物縫ってます。宇宙行って無重力ファッションショーしたいです。

月旅行と重力と死んだあとの話

 前澤社長さんが月旅行に行かれるそうですね。アーティストを何人か連れて行かれるそうですが、私は無理でもどなたかファッション関係の方を連れて行って頂けたら嬉しいのです。もしかしたらその方が宇宙でファッションショーをしようとか考えて下さるかもしれませんし。そうしたらいずれ便乗させていただくつもりです。自分で一からやるより便乗する方が楽なのは間違いありません。しかしいずれは私も宇宙無重力ファッションショーのインスピレーションを得たり色々構想を練るために宇宙に一度行かなければと思ってはいるのですが、お金がかかるものですからなかなか下見に行く目処が立ちません。月旅行の費用についてはまだ明確な回答がないようですが、現在売り出されているらしい4分間無重力状態になれるという宇宙旅行の費用だって2500万位かかるそうですから、とんでもない金額なのは間違いありません。ですが値段のついたものというのは、よっぽどのことがない限りいずれは安くなっていくものです。海外旅行だって庶民は手が出せなかったのは昔のこと、今では学生だって安いツアーで行ったり、懸賞で当たったりしているのですもの。将来的には卒業旅行月にしない?とかいう学生さんや、宇宙旅行、当たる!とかいう懸賞が出て来てもおかしくはありません。というよりそうなって欲しいものです。

 そこまで行くには、まずは頭のネジのおはずれになった一部の大金持ちが大金をつぎ込み、一通り事故が起きて安全対策が強化されたもののイメージダウンのため値下がりし、まあ安くなってこれくらいなら、安全面も少しはマシになっただろうしとちょっと思い切りのいい小金持ちが手を出し、だんだん行く人が増えてきたところで旅行会社が安いツアーなどを組み始めて庶民がぼちぼち宇宙に行くようになる、という流れになるのではないかと予想しています。私もいずれ思い切りのいい小金持ち枠で行けるように頑張りたいので、今は頭のネジのおはずれになった大金持ちの方にぜひ頑張って頂きたく存じます。月を周回して無事に帰っておいでになるよう願っております。

 月に関して忘れられないのが、萩尾望都の「スター・レッド」のエルグが酒場で飛びあがるシーンです。エルグは反重力ベルトをつけていて、それでみんなエルグのことを月から来たのだと認識します。本当は月から来たわけではないことが後から判明しますけど。月は地球ほど重力がないため、月育ちは地球に来ると重力負けするので反重力ベルトを着けているということに、スター・レッドではなっています。まだ月で人類は育っていないので、本当に重力に弱い人間が育つのかどうかは分からないでしょうが、ありえそうな話で、萩尾望都という人は普段何を考えて生きているのだろうと思いました。そしてこの月世界人は重力に弱いという設定とエルグが飛びあがる絵を見られたことで、そうだ今私がいる重力がある地球という星がこの世のすべてではないのだ、体が重力から解放される可能性だってあるんだということに思い至って目からうろこが落ちました。私は服というものを宇宙に持って行って重力から解放してみたいのです。そうしたらどんな見え方をするのか、まだ分かりませんし私の貧相な想像力ではまだ考えられないことも沢山沢山あります。ですがやるだけやってみればもしかしたら、布を重力から解放してみたらこういう風になるのか、重力があることを前提として地球で着るためにデザインするだけが服の作り方ではないのだというように目からうろこを落として面白いものを生み出す、次の世代のアーティストも出て来てくれるかもしれません。そうなってくれたら、きっと楽しいのです。たとえ私が死んだあとの話になるとしても、考えるだけで愉快なのです。

 

糸之舞(しのぶ)

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