針山地獄からこんにちは

着物縫ってます。宇宙行って無重力ファッションショーしたいです。

生まれて、すみませんって謝ってもしょうがない

 絽の季節が終わったので、祖母の踊り衣装だった単衣の着物を着ています。この着物のことは前にちょっと書きました。 

hariyamajigoku.hatenablog.com

  着るとこんな感じです。

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 古いもののわりに状態が良かったので、結構綺麗に仕立て直すことが出来ました。と自画自賛してみます。着付けの前に、仕上がった着物に仕上げのアイロンをかけるのが好きなのです。縫い目に沿って布が落ち着くようにかけていきます。

 今は電気のアイロンが主流ですから、私も市販の電気アイロンを使っています。アイロンも好きですが、昔の火熨斗というものを一度使ってみたい願望があります。アイロンをかけると言わずに火熨斗をあてると言ってみたい。そう言うためだけに火熨斗を買ってみようかと思って調べてみると、レトロ物で思ったよりも安くで出ていました。びっくり。お金が入ったら買おうかしら。それにしても火熨斗って言葉の響きが素敵。

  火熨斗に限らず死語っぽい単語や読み方や言葉の使い方全般にときめく性癖が私にはあるのです。薔薇はばらと読まずにそうびと読みたいし、ベルベットは面倒でも天鵝絨と書いててんがじゅうと呼びたい。クリスマスは降誕祭と言いたいし、外国はとつくにと読みたい。性格がいい、というのを気立てがいい、とちょっと古風に言ってみたい。なにかものを聞くときはいいですか、ではなくてよろしくて、と声をかけたい。けれど自分の性癖に従って言葉を発していては、「は?何それ」と言われ会話がいちいち止まってしまいますし、痛い人になってしまいます。たまには面白がって下さる方もいるので、そういう場合は私の好きなように話します。もしかしたら気を遣って面白そうにして下さっているのかもしれませんが、気を遣わせているかもしれないからこっちも気をつけようとかなんとか考え出すとキリがありませんから、相手の方の気遣いについてはあえて考えないのです。ですがそういう方ばかりではありませんし、何言ってんだ?という顔をされたことも一度や二度ではありません。言葉は他人に通じなければ意味がありませんし、会話はスムーズなのが一番ですから、相手によっては自分の性癖を抑えて今の言葉で話すのです。多分生まれる時代を間違えたのでしょう。生まれてしまったものは仕方ないので、何とか生きていくしかないのです。

 

糸之舞(しのぶ)

 

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