針山地獄からこんにちは

着物縫ってます。宇宙行って無重力ファッションショーしたいです。

喪服について考える

 久しぶりに大和和紀の「はいからさんが通る」を読んでおりました。大正ロマンな感じが大好きなのです。紅緒がかわいいです。古き良き時代の少女漫画らしく、いろいろなかわいらしい着物や洋服が描かれているのもいとよろし。

 ところで、私は「はいからさんが通る」で白い喪服の存在というのを知りました。白い喪服は、貞女二夫にまみえず、つまり再婚はしませんという意味があるそうですね。白い喪服に袖を通す紅緒がかっこよすぎます。

 お名前は忘れましたが、少し前に歌舞伎役者さんの奥様が白い喪服をお召しになっていました。ネットの写真しか見ていませんが、綺麗だったように記憶しています。

そこまで夫を愛せるというのも素敵なことだと思いますが、黒い喪服が主流の現在、深い意味を持つ白い喪服は着る人を選ぶものではないでしょうか。

 もし未亡人がまだ若いとか、綺麗だとか、色っぽくてモテそうな人だとかいうのならその白い喪服にこめられた想いも相まって素敵に見えるでしょうけれど、なにかの間違いで結婚したとしか思えないような方や結婚後の劣化が著しい方がお召しになっていた場合、わざわざそんなの着なくても誰もお前なんかいらねーよ、と参列者の方はツッコミを入れたくなるのではないでしょうか。私だったら容赦なく入れます。もちろん心の中でですけど。

 夫を亡くした女が食べていくのが大変で、難があるような男の元にでも生活のために妥協して後妻に入るとかしなければならなかった時代ならともかく、今のご時世白い喪服を着るのには勇気がいりますね。一歩間違えばまだ自分に需要があると勘違いしている、告白されてもないのに断るみたいな自意識過剰の痛い女になってしまいます。私も一応貞女志願者ですので、できれば生涯この人と思える人と結ばれて、お別れのときには白い喪服を着てみたいと思うのですけれど、自分を客観的に見る事も必要だと存じます。

 私は結婚していないのでよく分かりませんが、夫に先立たれるのは悲しいものでしょうね。もしかしたら一部喜ぶ方もいらっしゃるかもしれませんが。とにかく普通の精神状態ではいられないと思います。そんなときこそ自分がどういう装いで夫を見送るか、冷静に考えられる人間になりたいものです。喪服をレンタルするにしても、仕立てるにしても、白にしても黒にしても、いずれにしてもきちんとした姿でお別れしたいですね。

 ちなみに自分が先に死ぬか、愛する人に先立たれるか、どっちがいいかなんてことがたまに話題にのぼりますが、みなさんはどちらがよろしいですか。私は自分が先に死ぬのは嫌です。ちゃんと夫を見送ってから、貞女らしく余生を夫の菩提を弔って・・・というのは嘘できっちり夫の保険金を受け取って、残りの人生を遊んで暮らしてから死にたいのです。とかなんとか考えているうちは、なかなか嫁の貰い手も見つからないのです。とりあえず、喪服より先にウエディングドレスを着ることを考えなければ。

 

糸之舞(しのぶ)

お読み頂きありがとうございます。 ランキングに参加しています。クリックで応援して頂けると嬉しいです。 にほんブログ村 ファッションブログへ
にほんブログ村