針山地獄からこんにちは

着物縫ってます。宇宙行って無重力ファッションショーしたいです。

しつけ糸のエロス

 しつけ糸を切らしたので買いに行きました。しつけとは躾と書き、身を美しくということらしいですね。なので仕立ての最後にしつけをかける時も美しくすることを意識しなければならないそうです。

しつけをご存知ない方もいらっしゃるかしら、この白っぽい糸がしつけです。着る前に布がずれたりするのを防ぐためにかけておきます。

 

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 このしつけがきちんと出来るかどうかに仕立てる人の性格が出るなんて言う方もいらっしゃいます。私はしつけをかけるのが苦手なのですが、こういう話を聞くと怖くなり頼むから余計なプロファイリングしないでくれと叫びたくなります。あとあれですね、「人間観察好きなんだ~」とかほざく奴。失礼だと思いませんか。人をヘチマか何かみたいに。こういうことを考え出すとイライラするのでよくありませんね。

 こうして神経をすり減らしながらかけたしつけですが(神経すり減らすのは私みたいに性格に問題がある人間だけかもしれませんが)、しつけ糸は基本的に着るときに取るものです。ですがとらない場合もございます。昔の水商売の女性はお客さんに着物を買ってもらった時に、お金を出してくれたお客さんにしつけを取ってもらうという慣わしがあったそうです。なので自分では取らないのですね。しつけがついたままの着物をきてお仕事に行きます。はじめてこの話を聞いたときはちょっとしゃれている気もしたものですが、冷静に考えるとものすごくバカバカしいですね。「洋服買って、買ってくれたらタグ切らせてあげるよ。」とか言ったって誰も喜ばないでしょ。でも本質的にはそれと同じことをしているのです。そんなバカバカしさを、媚と仄かなエロさで糊塗して金をふんだくるのです。なんて素晴らしい。こういうのって大好きです。私のしつけもとっていただけませんか。エロいかどうかは分かりませんが、めいっぱい媚売りますから。

 

糸之舞(しのぶ)

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